㈱チューリップ企画の販売するアニメビデオ『世界の光・親鸞聖人』について、㈱チューリップ企画と田中一憲氏の論戦の記録を公開しています。
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このサイトは、㈱チューリップ企画と、田中一憲氏の論戦を記録したものです。
メールの記録は両者の合意によって公開されており、どちらの主張が親鸞聖人の教えに適っているかは、読まれた皆さんの御判断にお任せしたいと思います。

徹底検証 親鸞聖人の教え

2008/8月からの徹底検証の記録

【第39回】行の一念と信の一念

「弥陀の本願の『若不生者』の『生』は、この世のことではなく、死んでからの極楽往生のこと」と言う田中氏の見解が、いかに親鸞聖人のみ教えと異なるものであるかを、種々明らかにしてきた。

そもそも往生といえば死んでから、というのが仏教の常識であったが、「この世の往生がある」と明らかにされたのが親鸞聖人である。「不体失往生」「平生業成」「現生不退」こそが弥陀の救いであることを、生涯叫び続けられたのが親鸞聖人であり、当時の常識を覆す驚くべき聖人の教えの根拠は、釈迦の「本願成就文」であった。「成就文」の教え以外に親鸞聖人の教えはないのだから、「本願成就文」に反する田中氏の主張は、まったく親鸞聖人の教えではないのである。
親鸞聖人が、釈迦の「成就文」をもって弥陀の「本願文」を領解されたということが、いかに重大な意味を持つか。一つの例を示そう。

「本願成就文」には、弥陀の救いは「一念」であると説かれているのを、法然上人は「行の一念(念仏)」とされているが、親鸞聖人は「信の一念(信心)」と教えられている。
「本願成就文」の「一念」は「念仏」か「信心」か、両聖人の教えの違いはどこにあったのか、簡単に触れておきたい。

法然上人が『本願成就文』の「一念」を「念仏」とされたのは、『本願文』の「十念」の解説として領解されたからである。
『大無量寿経』の「成就文」には、ただ「一念」とあるので、「本願文」の「乃至十念」と同じように領解して「念仏」とも見ることができる。

それを親鸞聖人は「信心」と教えられたのは、異訳の『無量壽如来会』の十八願成就文をもって、『大無量寿経』の十八願成就文を見られたからである。
『大無量寿経』の「乃至一念」とあるところを異訳の『無量壽如来会』には、「一念の浄信」とあるから、凡夫に無い「如来から賜る清浄心(信心)」であることが明らかになる。

また『大無量寿経』の「成就文」の「一念」の文字は「信心」の下にあるが、『無量壽如来会』の「成就文」には「一念の浄信」と説き、「一念」の文字が「信心(浄信)」の上にあることにも親鸞聖人は着目なされた。そして『本願成就文』の「一念」を信心であることを明らかになされている。

かくて「若不生者 不取正覚」(必ず生まれさせる)と誓われた「弥陀の本願」の真意を、「成就文」から親鸞聖人は「一念で不体失往生できる」と説かれたのである。
親鸞聖人の大著『教行信証』六巻は、まさにこのこと一つを明らかにされたものであり、『教行信証』が「本願成就文」の解説書とも言われる所以だ。

「三経の安心あり。その中に大経をもって真実とせらる。大経の中には第十八の願をもって本とす。十八の願にとりてはまた、願成就をもって至極とす。『信心歓喜 乃至一念』をもって、他力の安心と思召めさるる故なり」
(改邪鈔)
覚如上人の仰せである。
仏教の至極(最も大事な御文)である「本願成就文」が分からずしては、親鸞聖人のみ教えは全く分からなくなることが、この一事からも知られよう。

㈱チューリップ企画と田中氏のメール

2008/7月までのメールの記録

2008 6/28(土) 20:40 田中氏より㈱チューリップ企画へ

(株)チューリップ企画 サービス課 山田様
★ 貴方が「若不生者」の「生」を、「信楽に生まれる」と解釈されたことに、親鸞聖人の根拠が有るのか。無いのか。
これ1つを、繰り返し、繰り返し、質問してきました。今…

2008 6/29(日) 21:42 ㈱チューリップ企画より田中氏へ

田中様
『「若不生者不取正覚」が不体失往生の根拠だと仰った、親鸞聖人の文章がありますか』
たび重ねての貴方の問いに、
『本願を信受するは、前念命終なり。即得往生は、後念即生なり』(愚禿抄)
の私の回答に…

2008 07/01(火) 23:19 田中氏より㈱チューリップ企画へ

(株)チューリップ企画 サービス課 山田様
失礼ですが、前回のメールを本当に読まれたのでしょうか?
貴社のビデオについての私の質問に、貴方はようやくお答えになられました。
貴方の提示された根拠について、…

2008 7/2(水) 15:14 ㈱チューリップ企画より田中氏へ

田中様
平成20年7月1日の貴方の返信について、賛同や反問、反論や希望など、以下、箇条書きに致します。
☆「読まれた方の判断で良い」
(賛同します)。
☆「まだ、書きたいことがあるのか」
(書きたいこと…

2008 7/5(土) 20:01 ㈱チューリップ企画より

読者の皆さんへ
ご覧の通り、自身が記されたことへの問いにも答え切れず、突如、田中氏は受信を拒否されました。よって過去のような論戦継続は不可能となりました。誠に残念至極です。
だが、弥陀の本願の「若不生者…


体失・不体失往生の諍論

アニメ映画世界の光・親鸞聖人』第2部より


阿弥陀仏の本願・成就文

(クリックで拡大)